Kompira enterprise v1.5.6 をリリースしました
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変更
- キャッシュ機構として memcached を利用するようにしました(#1438)
- Kompira利用規約 (LICENSE.pdf) を更新しました
修正
- 関数呼び出し中に SystemExit 例外が発生したときにジョブフロープロセスの終了保存に失敗することがある問題を修正しました(#1426)
- 関数呼び出し中に SIGTERM によるサービス停止指示を無視してしまう問題を修正しました(#1427)
- sourceライブラリでkompiraオブジェクトにアクセスすると停止することがある問題を修正しました(#1433)
- メールチャネルで最後に受信したメールをイベントジョブで受け取れない場合がある問題を修正しました(#1434)
- チャネルリストでのイベントジョブで要素数が多いときに内部エラーが発生することがある問題を修正しました(#1442)
- オブジェクト検索画面で検索条件に空白を含むときに表示件数を指定すると空白文字が+に置き換わる問題を修正しました(#1446)
注意点
- キャッシュ機構として新たに memcached を利用することになり、v1.5.5 までとシステムの構成が変わっています。そのため、v1.5.5 で冗長構成を組んでいるシステムを v1.5.6 にアップデートする場合は、注意が必要となります(下記参照)。なお、シングル構成の場合の新規インストール・アップデート、および、冗長構成の新規構築については、従来通りの手順で行っていただくことが可能です。
冗長構成のアップデート手順 (v1.5.5→v1.5.6)
注意事項
- アップデート手順において、一時的にサービスを停止する期間が生じます。
- 可能であれば、本番環境で適用する前に、検証環境・開発環境などで事前に検証してください。
- このアップデート手順について、以下の環境で動作確認を行なっています。
- OS: CentOS7.7, KE: v1.5.5.post11 → v1.5.6
前提とする構成(実際の環境に合わせて読み替えてください)
- 1号機:アクティブ系で動作中
- 2号機:スタンバイ系で動作中
アップデート手順
※ 以下では、kompira v1.5.6 パッケージを展開したディレクトリでのコマンド手順を示します。
- 2号機:スタンバイ系クラスタ停止(各サービスが停止するのを確認してください)
-
pcs cluster stop
- 2号機: 停止中スタンバイ系 KE15 アップデート(成否確認してください)
-
./install.sh
- 1号機:アクティブ系クラスタ停止(各サービスが停止するのを確認してください)
-
pcs cluster stop --force
- 1号機:停止中アクティブ系 KE15 アップデート(成否確認してください)
-
./install.sh
- 1号機:アクティブ系クラスタ起動と同時に設定変更(成否確認してください)
-
pcs cluster start && (source ./scripts/setup_utils.sh; pcs_resource_add_memcached)
- 2号機:スタンバイ系クラスタ起動(正常性確認してください)
-
/opt/kompira/bin/sync_master.sh
アップデート後
- 必要に応じてフェイルオーバ・フェイルバックが適切に機能することを確認してください。
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詳しくは下記リリースノートをご参照ください。
■ ダウンロード
https://bitbucket.org/kompira/package/downloads/
■ リリースノート
https://bitbucket.org/kompira/package/wiki/Release/Ver1_5_6
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